1日に必要なホントの水分量
身体の水分バランス
人間の身体の60%は水分で出来ており、その成分は海水に似ています。
1%でも水分量が失われると人は喉の渇きを覚えます。
3%減少するとボーッとしたり食欲不振になったります。
5%失われると疲労感や頭痛などの脱水症状があらわれ、8~10%失われると最悪死に至ります。
●●水分補給できていますか?●●
たとえ、デスクワークの方で1日中オフィスで仕事をされていたとしても、発汗や排尿など目で見て感じとれる(有感蒸泄)と、皮膚や気道から蒸発している(無感蒸泄)とで、おおよそ2リットルの水分が代謝されています。
よく、「1日に2リットルの水を飲もう」と言われるのは失われた水分の補給なのです。
生活のなかで軽度の運動、中度の運動をしている方はなおさら
これからの季節、暑さで更に汗をかき、脱水のリスクが高くなります。
キチンと水分を摂る事で体調を整えましょう!
60%の水分量ってどれぐらい?
体重が50Kgの方だと 30リットル。
体重が70Kgの方だと 42リットル。
このうち細胞内に45%、残りの15%が血液やリンパ液などです。
どれぐらいの水分を摂ればいいの?
(体重)Kg × (30)ml = 1日に必要な水分
体重が50Kgの方だと 1.5 リットル
体重が70Kgの方だと 2.1 リットル
ただし、これは環境(室内外・気温・湿度)や体格差、運動消費量などによって差があります。
また、食事で摂取する水分もあるので日によっても、ドリンクとして摂取する水分量が変わります。
水分代謝の良くない方が急に多く水を飲むとむくみが酷くなったように感じる事もあるようです。
必ずこの量を飲まなければ健康を害するというわけではないので、身体のサインに応じて、水分量を調節するように心がけましょう。
水分量を増やした方が良い時
・日中のトイレの回数が少ない(目安は4回未満)
・唇が乾く
・口臭が気になる
水分を減らした方が良い時
・日中のトイレの回数が多い(目安は9回以上)
・胃腸が弱い
・お腹が水分でたぷたぷ感がある
コーヒーや玉露ばかり飲む!?
「水は、味気ないのであまり飲まない」
「眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクをガンガン飲む」
こちらのタイプの方はカフェインを取りすぎて逆にムクミが起きている場合があります。
これは利尿作用によるもので、知らずのうちに水分が出すぎて脱水状態に陥ってしまい、身体は水分を逃すまいと保持するよう反応してしまうためです。
また摂りすぎると覚醒作用によってイライラする事もあります。
これはカフェインの作用で「コレチゾール」とういうストレスホルモンを多く分泌するためです。普段からカフェイン量が多いドリンクを5~6杯以上飲む習慣がある方は、休日カフェイン断ちをして、リラックスするのもオススメです。
カフェイン含有量(100mlあたり)
- 玉露 約 120mg
- ドリップコーヒー 約 90mg
- 栄養ドリンク 約 50mg
- インスタントコーヒー 約 45mg
- エナジードリンク 約 32mg
- 紅茶 約 30mg
- 緑茶 約 30mg
忙しすぎる方は特に注意!
- 仕事中は水分補給がなかなか出来ない
- トイレの回数が増えるからあまり水分を摂らない
- 利尿作用の強い飲み物ばかり飲む
体内の水分、塩分濃度のバランスが崩れると腎臓に負担が大きくかかります。
忙しくて上手に水分補給が出来ない方は疲労だけではなく、腎臓が疲弊することで不調が出やすくなります。
腎臓の負担増による症状
- 疲れや浮腫みがでやすくなる
- 貧血やめまいがおきやすくなる
- 老化が早くなる
- 高血圧になりやすくなる
肩こりも水分不足から
肩こりが血流不足からさらに悪化することはご存知の通りかと思います。
ということは、身体の水分量が減ってしまうと血液がドロドロと血流が不足してしまい、老廃物や発痛物質を流しだせず、肩こりを引き起こしてしまいます。
水分は筋肉にとどまる
運動する機会が年々減っていく・・・身体の筋肉が少なくなってきたなと感じている方は要注意!
水分は筋肉をタンクにして蓄えられているため、筋肉量が減少すると、体内の水分量も少なくなりがちです。女性はもともと筋肉量が少なく、身体における水分量の重要性は男性に比べると大きく、少し水分が失われるだけで、ボーッとしたり集中力がなくなったりします。
また、加齢による体液の現象もこのためです。年配の方は感覚が鈍くなる為、喉の渇きも感じにくくなり水分が必要でも本人が気付かないことがあり注意が必要です。
暑さ本番前、脱水に陥りやすい理由
クーラーを多用し快適な温度に設定されている室内にいる事が多い方は汗をかき慣れていません。
また、夏目前の梅雨時期も空気中に湿気が多く、汗がなかなか出ていきません。
この身体が慣れていないとき、急に汗をかくと汗腺の機能がオーバーヒートし、細胞内外のミネラルが汗と一緒に失われがちです。
体内のミネラルが失われると身体の水分を尿に回して、濃度を保とうと身体のバランス機能が働きます。
このためどんどん水分を出してしまい、脱水がますます進んでしまうのです。
●●身体を潤す!夏のおすすめ水分補給●●
脱水を防ぐためには水分摂取が欠かせませんが、水分ならなんでもいいというわけではありません。脱水は体液が少なくなることですので、水分とともに塩分を補給することが大切なのです。もう1つ大切なことは吸収スピード。水分は、ナトリウムイオンとブドウ糖があれば腸管からすばやく吸収されます。つまり、水分と塩分を体にすばやく吸収させるには、水分と塩分だけではなく糖分が必要なのです。脱水のサインを感じたときに最もお勧めなのは「経口補水液」。塩分を含み、腸にすばやく吸収されやすいように糖分が配合されており、効率的に水分と塩分を体に補給できます。
ただし、これは屋外にいる方や運動量の多い方の話です。通常の食事から十分にナトリウムの量は摂取できるため、冷房の効いた部屋にいる事が多い方は逆に摂りすぎになってしまうので気をつけましょう。
常温にしよう
暑いとついつい冷たい飲み物に手が伸びてしまいますが、冷たい飲み物は脳が水分が足りた!と勘違いをしやすい為、実際には十分ではないのに喉の渇きを抑えてしまいます。さらに、身体が驚いて尿としてすぐに排出してしまうので、常温や体温に近い水分のほうが救出率が良いのでオススメです。
また、内臓の体温が下がる事で、体温が下がってしまった!!体温を上げなきゃ!!と身体が反応して熱量を生産してしまい、涼しくなるどころか余計に身体が暑く感じる事になります。
暑いときこそ温かい飲み物のほうが、実は涼感を得る近道なのです。
朝と夜とで飲みわけよう
一般的には朝起きて活動する方がほとんどかと思います。そんな時は栄養たっぷりのドリンクを飲みたくなるところですが、実は午前中は身体の中の余分な物を出す時間にするのがお勧めです。
食物繊維の豊富な物、排出力の高い物を積極的に摂って、腸内環境を整えましょう!
逆に夜はこれから睡眠をとり、回復に努める時間。この時間に栄養たっぷりのドリンクを選んで、身体の修復を促しましょう。良質なたんぱく質やオリゴ糖を含む物がオススメです。
アルコールも身体の栄養ではありませんが、心がほぐれるのでお好きな方はあまり我慢せず、楽しむ程度に飲んでみましょう。飲みすぎは睡眠の質や、水分代謝を悪くするので禁物です。
炭酸が効く
程よく喉を刺激してくれる炭酸は、喉の渇きを効果的に癒してくれます。
また、炭酸水の中の二酸化炭素が胃から吸収されることで、身体が酸素不足と勘違いし血流をアップさせる効果や、胃腸が刺激されて活発になり水分の吸収率がアップする効果もあります。
ちょっとずつ飲もう
身体にはいった水分は消化器系から吸収され、血液や体液となって全身を巡り、呼気・尿・汗として排出される循環になっています。身体にとどまる事がないので、理想は1時間に100mlずつ、といったようにこまめに補給できると良いでしょう。一度に大量に飲んでも摂取できる量は限られ、身体が処理しきれず最悪の場合水中毒にもなります。イメージは点滴のようにちょっとずつ補給することです。
水分は毎日、摂取するものです。そのため飲み方を変えれば身体も変化します。
キチンと摂ることをで、ダイエット・便通・美肌・疲労回復・冷えの改善も期待できます。
習慣化して体調を整えましょう!
肩こり・腰痛・むくみ・身体の疲れ・足のむくみなどでお悩みの方、
是非ともご来店ください。
骨盤調整も行っております。
■ 門前仲町店
〒135-0048
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※エレベーターをご利用下さい。
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※1階、松屋になります。階段上がり2階からエレベーターで、4階までお越しください。
・東京メトロ 日比谷線 人形町A2出口より左へ徒歩30秒。
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A6出口エレベーター出て、左折。1つ目の角を左に曲がり、人形町通りを右へ。