健康について089 首の寝違え

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一般的に寝違えは、首周囲の筋肉が軽度の程度の肉離れを起こしている状態になります。睡眠中に長時間にわたって首がおかしな方向に曲がったままになっていると首の筋肉が部分的に血流不足になります。筋肉も凝り固まりやすくなります。その状態から起床時、急に頭や首を動かすことで寝違えが生じます。

原因

  1. 睡眠時の姿勢問題。首の関節や筋肉にかかった負担
  2. 慢性的な肩こり
  3. 横向きで寝る場合、枕と肩の高さが合わない

寝ている間に首にある筋肉や関節など周囲の組織に損傷が起こっているような状態になります。

睡眠中に寝違えが起こっていますが、炎症が出るのは起床時になります。

寝違え直後に行うこと

楽な位置から首を動かさない事。痛みある状態で48時間(2日間)程度は、消炎鎮痛剤成分の入った湿布を貼るのもオススメしますが、長時間貼ったままにするのは自分の体温で湿布を温めてしまうのでNG。目安は1時間程度

禁物

寝違えは炎症であり、怪我です。なので、なるべく動かさずに触らないのが基本です

寝違え直後のストレッチは禁物

長時間のアイシングもあまりオススメしません。理由として

1筋肉の血流が悪くなります。血管は冷やすと縮まる性質があるため血液の流れが悪くなります。一時的な鎮痛効果は期待されますが、血流が悪くなり長時間のアイシングは逆効果。回復が遅くなる恐れもあります

2筋肉でなく、身体や神経に原因がある場合、原因である場所が奥深くに存在します。冷やしたところで効果に期待はできません。

逆に直後は温めるのも禁物

損傷している場所は熱を帯びているため温めると炎症を助長させてしまう。

温湿布、カイロ、湯船の入浴もさせた方が良い。

まとめ

治るまでおよそ3日~1週間になり、最悪の場合2週間以上になることもあります。

初期段階はとにかく安静にすること。傷ついた組織が修復するまでは安静が一番の治療法です。

痛みがやわらぎ安定期に入ったら、血流促進を行い、回復を促進しましょう。

湯船にゆっくり浸かり身体を温める。痛む箇所以外のストレッチを行う。マッサージを受ける等様々な方法があります。

予防

睡眠環境の改善を行いましょう。

寝相が良い方ほど寝違えになりやすいと言われています。

寝姿勢があまり変わらず、寝返りをしないと筋肉が凝り固まりやすく寝違えの要因に。

寝返りを行えないのは、枕が合っていない恐れもあります。低反発・柔らかい素材の枕は寝返りしづらいものになります。

室内の温度が冷えている状態だと、血流が悪くなるだけでなく筋肉が凝り固まる原因にもなります。夏場でもクーラーの使用に注意しましょう。

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