ぎっくり腰

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ぎっくり腰とは?

一般的に読んで字のごとく『ギクッ』と音がしたように急に腰に痛みが走り、動けなくなる症状です。しかし医療機関では実際はぎっくり腰という名称はなく、主に急性腰痛症の事を指します。重い荷物を持ち上げようとした時起こるイメージは強いですが、くしゃみをしたり、朝起きて洗顔しようと前かがみになった時、ちょっとした動作で発症したりします。

ぎっくり腰

 ・原因は?

★腰の使い過ぎによる筋肉疲労

腰の負担が大きい動作や、激しい運動を続けるなどして筋肉の疲労が溜まると、腰を支える筋力が低下します。このように腰が弱くなっている時に十分な準備運動もせずスポーツを始めたり、膝を曲げずに重い荷物を持ち上げるなどすると腰に一気に大きな負荷や衝撃が加わり突然強い痛みに襲われることになります。

・腰椎(腰部の背骨)の変性

腰椎を構成する骨や椎間板が老化して変化し、炎症が起きたり周囲の神経を圧迫するなどしておきます。いわゆる椎間板ヘルニアと呼ばれるものです。屈曲力という腰を曲げる力がかかり、椎間板の中身が後ろ側に押し出されるような形になった時にヘルニアになりぎっくり腰が起こる可能性があります。

・仙腸関節

仙腸関節というのは骨盤の関節のことです。 仙骨と腸骨の関節なので仙腸関節といいます。脊椎の根元に位置し、身体のバランスを保ってくれています。その仙腸関節の動きが悪くなることにより周囲の靭帯・筋肉が刺激され痛みが生じ、足をつくと痛かったり、座ったまま状態から立ち上がる時などし股関節に痛みがあるのが特徴です。

・椎間間節

椎間関節というのは5つの腰椎をつなげる関節で、前屈の時に広がり、後屈の時に狭まります。この関節が外れかけた状態が捻挫ですがぎっくり腰の中で一番多いタイプです。捻挫により周辺組織が炎症を起こす事で強い痛みが生じます。

・内臓の病気やストレス

胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの胃腸疾患・腎盂腎炎・膵炎などの臓器の疾患や子宮筋腫・子宮内膜症・子宮頸管炎などの婦人科系疾患など、内臓からくるものもあります。内臓が弱っている時には腹部の筋肉も衰え、内臓をカバーしていた分の圧力が腰への負担になり腰部の筋肉が圧迫されます。すると血流が悪くなり、胃腸が硬くなり腰周りの筋肉も固まり腰の痛みが現れます。
腎機能障害や腎不全などの腎臓疾患は、腎臓の痛みを感じる神経を腰の痛みを感じる神経は同じ経路を通っているため、腰痛の原因になります。また、ストレスを受けると自律神経という神経が乱れ血管を収縮し、血行が悪くなります。血液が身体全体に栄養分や酸素を運んでいますが、血管が収縮し続けると、筋肉に老廃物が溜まりやすくなります。

・ぎっくり腰が起きてしまったら

2~3日安静にしていれば痛みが軽減していく場合がほとんどです。痛みが強い場合は無理に病院へ行こうとせず、横になって身体を動かさず安静にしていましょう。
横向きに寝る際は、抱き枕を抱えると腰への負担が少なくなって痛みが和らぎます。下になっている足を軽く曲げ、身体の間に抱き枕を挟み込ませることにより、背骨や腰をねじることなく上体を支え、左右の筋肉のバランスを保つことができます。

仰向けで寝る際は、脚をまっすぐ伸ばすと腰を浮かせた状態になり背骨のカーブが崩れ腰に負担がかかります。膝を深めの45度程度に曲げ、足元にクッションや厚手のタオルを重ねた物を入れ、腰を反り過ぎないようにさせましょう。
また、消炎鎮痛薬や湿布、氷嚢や保冷剤などで患部の炎症を抑えましょう。

入浴は、患部が炎症を起こしているので温めるのは逆効果です。温湿布やカイロで温めるのも避けるようにしましょう。
アルコールも血行を良くする作用があり症状を悪化させる可能性があるので厳禁です。
昔はぎっくり腰になったら完治するまでは大事をとって安静にしているのが一番と言われていましたが、現在ではぎっくり腰はある程度痛みが引いたら可能な限り日常動作を行う方が治りが早いと言われています。
かえって安静にし過ぎると回復を遅らせ、状態を悪くしてしまうこともあります。

・安静にし過ぎる事での悪影響

運動不足になり、筋肉や骨などの組織が衰え、関節の動きも悪くなり、腰を支える筋肉が弱まります。
身体を動かさない事で血行循環が滞り、老廃物が溜まりやすくなり痛みや疲労が回復しにくくなり、むくみや冷えの原因に。
寝ていると気持ちも塞ぎ込みやすく、また、痛みに意識が向き痛いというストレスが溜まってさらに痛みが強まる悪循環になります。

・ぎっくり腰はクセになりやすい?

ぎっくり腰は、痛み自体は激しくても時間とともに症状は和らいでいきます。しかし、腰に負担をかける生活が改善されないと度々繰り返すケースが多いです。
再発を繰り返すたびに症状は悪化していき、椎間板ヘルニアなどを併発する事もあるので注意しましょう。
こうした場合は関節の動きを良くするために腰周りをストレッチしたり、腹筋や背筋を強くするトレーニングなど運動を中心に腰を支える力を強くします。

慢性腰痛の原因は脳??

通常、腰痛は筋肉や関節、神経の問題で引き起こされます。これらに問題があってその異常を痛みとして電気信号に変換し脊髄を通って脳に伝えられます。
その脳が、例えばぎっくり腰になった時、『どうなってしまうのか?』『治るのか?』と不安や恐怖が強まると、身体を動かす事に抵抗を感じどんどん動かさず筋肉が固まってしまいます。また痛みが出ると思い込みも強くなり、痛みがないのに痛みを感じてしまう脳の錯覚も覚えたります。

激痛の時はもちろん動かせませんが、痛みが治まって来ても腰を動かせないと思ってしまいがちです。しかし、実際は動かそうと思っても動かせない、と思うよりかは動かそうと思っても痛くて動かせないと思い動かす事に恐怖心を感じ脳がセーブしてしまう事もあります。

・予防するには

レントゲンなどの検査で異常が無ければ、身体を積極的に動かすようにし、日々の運動やストレッチ、定期的にマーサージを受けるなどして筋肉を緊張させないようにする事が大切です。
・腰に負担になる無理な姿勢をとり続けない。
・コルセットや腰専用ベルトなどをつけ、腰椎にかかっている負担を減らします。しかし長時間の装着は腹筋や背筋を使わなくなるので筋力が低下したり、血管を圧迫し血行循環の妨げになるので注意しましょう。
・前屈みになる時は腰から曲げずに、必ず膝を曲げるようにし足の屈伸の力を利用しましょう。
・適度な運動を行いましょう。腰に負担をかけない水中トレーニングはおすすめです。
浮力が働き腰に負担なく筋力をアップさせる事が出来ます。いきなり大股で歩くと負担がかかります、小股で早歩きするようすることで腹筋を背筋の強化にもなり、足腰が鍛えられます。

1ヵ月以上経っても症状が改善しなかったり、痛みが続く、痛みが増すようであれば早めに内科や整形外科で診察を受けてください。


肩こり・腰痛・むくみ・身体の疲れ・足のむくみなどでお悩みの方、是非ともご来店ください。
骨盤調整も行っております。


 

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